秋が深くなると赤々していた実の表情も微妙に色抜けし、渋く落ち着いた色に変化してくる。
今回はサルトリイバラ科に属する二つの植物を載せてみた。
サルトリイバラは晩秋の大磯町生沢で採集したもの。雌雄異株で、秋に直径7mmの球形の液果が赤く熟す。関西では柏餅を包むのに用いたり、戦時中は葉を巻いてタバコの替わりにしたそうだ。
2点の画像はクリックすると大きく見られます
イタリアンベリー(ヨーロッパ南部原産 常緑木本性ツル性)との出会いは鎌倉の花屋さんだった。ドライにして天井からぶら下げてあったイタリアンベリーに心惹かれ 描いたものだ。
以上2つの植物はツル性木本(モクホン)であること、小さなトゲがあること、実が放射状につく点など共通点が多く、同じ科に属するということが頷ける。
私は植物分類学をちゃんと学んだわけではないが、色々な植物に触れているうちに、同じ仲間の植物だということはなんとなく予想がついてくるものだと感じている。
お読みいただきまして ありがとうございます。
次号もお楽しみに!
千鶴.
コメント
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コメントありがとうございました
Izumiyaさんのお里では、サルトリイバラの葉を「かからの葉」と言っていたのですね。植物は地方によって色んな独特の呼び方があるようです。サルトリイバラはサンキライとも呼ばれています。