先日11月9日に、無事「江の島の市指定植物と湘南の野草展」の展示会を終えることが出来ました。 コロナ禍ではありましたが、おかげ様でたくさんの方に見て頂き好評だったと市の郷土歴史課の方にも言っていただきました。 来てくださった方々、本当にありがとうございました。
 今回の展示で皆様に見て頂いた市指定の文化財植物については、藤沢市民であっても知らない方が多かったようです。 また、湘南の野草、雑草についても、あんなにたくさんの種類が生息していたとは驚いたと言われる方もありました。
 今回の展示会が、身近な自然として、足元の雑草や、江ノ島の植物、さらにはコッキング苑の文化財植物に目を向けていただく一つのきっかけになれたらとっても嬉しく思います。

 さて、この展示会にあたり、昨年、藤沢市郷土歴史課から藤沢市の文化財指定天然記念物4種の植物を描いて欲しいという依頼があり、それを受けて描き始めました。今回はそのうちの2種についてご紹介します。

 江の島植物園を作ったサムエル・コッキングが植えた植物クックアロウカリアとシマナンヨウスギは、江の島植物園に行き、根元に落ちている枝などをいただいて描きました。いずれも私が今まで描いたことのない葉の形、付き方、構造をしており表現するのにとても大変でした。

 二つとも熱帯植物ですが、江の島のような高緯度の地で成長しているのは非常にめずらしく我が国唯一のものだそうです。

 クックアロウカリアは海洋探検家のキャプテン・クックにより発見されたものです。


クックアロウカリア   ナンヨウスギ科
画像はクリックすると大きく見られます
クックアロウカリア


シマナンヨウスギ   ナンヨウスギ科
画像はクリックすると大きく見られます
シマナンヨウスギ









「湘南の身近な草との語らい」   
画像はクリックすると大きく見られます
湘南の草2


☞ この雑草画集の幻戯書房の案内ページは、こちら

☞ アマゾンで御購入の場合は、こちら


お読みいただきまして ありがとうございます。

千鶴.