春真っ盛り相模川沿いでは、黄色い様々な花が至る所で咲いている。

 それらの中でもブタナの花はタンポポそっくり。でもよく見るとタンポポではない。
ブタナは茎の途中から枝分かれしてたくさんの花をつける。
よく観察すると葉もタンポポとは違う。葉は毛むくじゃらで切れ込みは丸っこい。
タンポポの葉の切れ込みは先がとがっている。


ブタナ  キク科
 画像はクリックすると大きく見られます
4月ブタナ
  • ヨーロッパ原産の多年草。
  • タンポポによく似ているが花茎が枝分かれしないタンポポに対し、ブタナはいくつかに枝分かれする。
    藤沢市教育文化センター刊「身近な草・きのことの語らい」より抜粋)

 ブタナの体内時計の正確さに驚いたエピソードがある。

 私はいつも北側の部屋で絵を描いている。

 午前中にブタナを採集してきて平らな皿にセットし描いていて、夕方近くになるとしっかり花を閉じた。

 そして翌日の早朝、まだ日も高く上がらないうちに暗い部屋の机の上で大きく見事に黄色い花を咲かせていたのだ。



~~~ お知らせ ~~~

 母校の湘南高校が2021年に100周年を迎えますが、そのホームぺージにある「100に纏わるお話」のところで「郵便の父」前島 密 没後100年の記事に絡めて松本千鶴作の一筆箋が紹介されました。



お読みいただきまして ありがとうございます。

来月もお楽しみに!

千鶴.