ある日娘の家で、小学校3年生(現在は4年生)の孫娘が宿題で国語の音読課題を始めた。

居合わせた私は孫が読む鶴岡千代子著「雑草のうた」に耳を傾けた。

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正進社刊 「話す聞くスキル③」 P.31より


聴き終えた私はえらく感動した。

その詩は、私が常日頃雑草に感じている魅力を見事に表現し尽くしていた。

「すごくいい詩だね~!」と私がさわぐと
孫娘は「この人、ばあばみたいだね。」と、ぽろっと一言いうと、A4用紙に詩を書き写してくれた。


今、それは私の宝物になっている。


オオバコ(オオバコ科)
代表的な道端植物。ひげ根は地下深くのび、踏みつけても強く逞しく生きる。
濡れるとねばる種子は、動物の足などに付き運ばれる。
種を車前子(しゃぜんし)といい、利尿薬や下痢止めにする。

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上段左から
ハコベ・ オランダミミナグサ

コハコベ ・ ウシハコベ(全てナデシコ科)
 
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オランダミミナグサ(上段右):
ヨーロッパ原産の越年草。1900年頃、牧野富太郎が横浜で記録。
ハコベ(上段左):1~越年草。春の七草の一つ「今日ぞかし薺(なずな) はこべら芹(せり)摘みて、はや七草のおもの参らん(夫木和歌抄 春)」(1346年)
コハコベ(下段左) :世界的にひろく分布。1922年、牧野富太郎により気付かれる。ハコベによく似ているが、紫色の茎で見分ける。
ウシハコベ(下段右):花は春に多いが年中咲く。ハコベより大きい多年草。 

 

ヒメジョオン(キク科)
アメリカ原産で明治維新の頃(1860年)渡来。
当初「柳葉姫菊」と呼ばれ愛好された。
ヒメジョオンはタンポポのように花粉がつかずに実になる為、繁殖力が強い。
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植物説明文 -藤沢市教育文化センター刊 身近な草・きのことの語らい-より

 





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千鶴