緑の深さも少しづつ増して来る頃、山中では、たくさんの木々に咲く花たちに出会えるが、ひときわ引きつけられる美しい花がある。
糸魚川から静岡構造線の東側地溝帯をフォッサマグナと名付け、この地溝帯の南半分には限られた地域分布植物があり、その中に私がとても魅了された花が咲く。それは箱根町や山中湖村の花にもなっているハコネサンショウバラだ。
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ハコネサンショウバラ(バラ科)
小葉9-19枚の奇数羽状複葉でサンショウの葉に似ているのでこの名が付いた。
環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
蕾は濃赤色をしているが開くと淡紅色になり、一日花で、咲いた日のうちに散ってしまう。
小葉9-19枚の奇数羽状複葉でサンショウの葉に似ているのでこの名が付いた。
環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
蕾は濃赤色をしているが開くと淡紅色になり、一日花で、咲いた日のうちに散ってしまう。
緑に映え、気品すら感じられる淡いピンク色の花。一重の中輪(5〜7cm) 、その花の美しさは、例えようもない花のオーラがあるとでも言おうか。その存在感に強く心惹かれる。
この時期に存在感を持つ花がもう一つある。
ヤマアジサイ(アジサイ科)
ガクアジサイと比べ花の色が多様性に富む。花序は直径7–18センチ
葉質は薄く光沢がなく、小さく長楕円形・楕円形・円形など形はさまざま。
西洋アジサイに比べると小ぶりではあるが、楚々としながらも凛として咲くヤマアジサイだ。
お読みいただきまして ありがとうございます。
次号もお楽しみに!
千鶴
コメント
コメント一覧 (2)
私は、ハコネサンショウバラを、何年も前、
富士山麓でみたことがあります。
ホントきれいでした。
いつもブログ楽しみに見てくださって嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します。