12月も半ばになれば本格的な冬であるが、私の住む湘南では至る処にカタバミの葉を見ることができる。

花期は夏だが、日当たりのいい所では冬でも咲いている。葉の色は変化に富んでいて特に濃い赤紫色をしているものをアカカタバミといい、やや乾いているところに多く生えている。

画像はクリックすると大きく見られます

アカカタバミ(カタバミ科
アカカタバミ

夕方になると葉を閉じてしまう。その姿が葉の片側が食べられてかけているように見えることが名前の由来だ。別にスイモノグサという名がある。この仲間の植物にはシュウ酸が多く含まれていて噛むと酸っぱい味がする。虫に食べられないように体内でシュウ酸を合成するのだそうだ!

子供達が幼い頃10円玉をカタバミの葉で磨いてみせると、シュウ酸のせいでピカピカになるのをキラキラした目で覗き込んでいたのを懐かしく思い出す。

花言葉は「輝く心」。この小さなどこにでもある取るに足りないように見える植物にはびっくりするような秘密が隠されているがそれはまた今度。

     
今年もお読みいただきまして ありがとうございます。
来年もお楽しみに!
千鶴.