ここ数年夏から急に冬を感じるような気候が続いたが、今年は風の流れにじっくり秋を感じられる。
教室生徒のY.Oさんが大きな枝になったザクロをいくつか届けてくださった。教室まで持ってこられること自体大変なことだったと思う程、実はズッシリしていた。それをありがたくいただきしばらく実の皮の変化を楽しんでから描かせていただいた。
イラン、アフガニスタンなど西方アジアの原産で日本には平安時代にはすでに入っていたという。枝の先はトゲになることが多い。花は朱紅色で花びらは5~7枚。実は食べることができる。
私はイギリスのジョン ラスキンが残した言葉が好きだ。 "If you can paint one leaf, you can paint the world." 直訳すると、もしあなたが1枚の葉を描くことができれば、あなたは世界を描くことができる。
私はザクロの実を描いている時、それが宇宙からみた地球にも、「FAROUT」(新潮社刊の写真集)でみた銀河系宇宙にも感じられてきた。極小から極大の世界を貫き共通する何かを感じたような気がした。
お読みいただきまして ありがとうございます。
教室生徒のY.Oさんが大きな枝になったザクロをいくつか届けてくださった。教室まで持ってこられること自体大変なことだったと思う程、実はズッシリしていた。それをありがたくいただきしばらく実の皮の変化を楽しんでから描かせていただいた。
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ザクロ(ミソハギ科)
私はイギリスのジョン ラスキンが残した言葉が好きだ。 "If you can paint one leaf, you can paint the world." 直訳すると、もしあなたが1枚の葉を描くことができれば、あなたは世界を描くことができる。
私はザクロの実を描いている時、それが宇宙からみた地球にも、「FAROUT」(新潮社刊の写真集)でみた銀河系宇宙にも感じられてきた。極小から極大の世界を貫き共通する何かを感じたような気がした。
・・・・・ 訂正のお知らせ ・・・・・
7月15日UPの「ノカンゾウ」の絵の下の説明文に間違いがあったのでお知らせいたします。
7月15日UPの「ノカンゾウ」の絵の下の説明文に間違いがあったのでお知らせいたします。
文中の「針金菜」は、「金針菜(キンシンサイ)」が正しいです。 お詫びして、訂正致します。
お読みいただきまして ありがとうございます。
来月もお楽しみに!
千鶴.
コメント
コメント一覧 (4)
コメントありがとうございました。
実際召し上がることができて良かったです!ガーネットのことを石榴石とは、まさにピッタリですね。
昨晩、知人宅で床の間に飾ってあった野球ボール大のザクロのを発見。
厚かましくも「このザクロ、大きいですね。食べられるんですか?」
と聞くと「みんなで食べましょう。」ということになり、生まれて初めて、ザクロを食べることになってしまった。(*≧∀≦*)
割ってもらうと、中に小さな実がぎっしり詰まっていて、サイズはトウモロコシの様だが、色は宝石のガーネットの様に赤い。ガーネットは「石榴石」と書く(紅榴石の方がぴったり)と知人の奥様が教えてくれました。
味は一粒一粒とても甘くて美味しかったです。お陰さまで、図らずも、この歳で、おいしい初体験でした。謝謝。
コメントありがとうございます。
たくさんの生命力をザクロの実から感じてくださって嬉しく思います。
ザクロは秋熟すると自然に不規則に裂けるのですが、
これは裂ける直前だったのかもしれません。
実は、一粒一粒小さいけどとても甘くておいしいです。
ザクロの実に重ねる思いは本当に人それぞれですね。
食べると美味しいらしい。
山口誓子が「石榴の 実の一粒だにも 惜しみ食ふ」と読んでいる。
松本先生は宇宙を感じたが、
高浜虚子は「石榴赤し ふるさとびとの 心はも」と読んで、
人恋しさを感じたようだ。
私は先生のザクロに いまにも爆発しそうな生命力を感じている。