2016年08月
ひと日のうつろい
好きな色は、白系、淡いピンクグレイ系、淡いグリーン系、ベージュ系、紫系だが、これらの色のバラは、なかなか手に入らない。それだけに手にした時は嬉しい。
柔らかな色調のバラは描きながらも、その美しさに、しばしうっとりししてしまう。
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ペネロープ(バラ科)
つぼみから開きかけ、1日たっただけでも色を変えていくその姿に、筆の方が追いつかない時もある。
観察しつつ描いていると、心が柔らかくなっていくのがわかる。
お読みいただきまして ありがとうございます。
次号もお楽しみに!
千鶴
薔薇
私は、植物画を始めた頃、バラの絵を描く気は全くなかった。バラというと、花屋で売られているケバケバしい色調のイメージが先に立っていたからだ。
だがのちに、バラにはたくさんの種類があり、柔らかな色調のバラも種々あることを知った。
そして今では、とても心引かれる題材のひとつになったのである。
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バラを描くようになった大きなきっかけは、2006年の茅ヶ崎美術館での展覧会で、バラをテーマのひとつにいただいたことであった。
私が好きなのは野生の一重のバラであるが、オールドローズやモダンローズにも描いてみたいものがたくさんある。
四季咲きだが、咲く時期によって微妙に花の色が違う。
秋の低温な時期の発色がシックで美しく、私の好きな色になる。
秋の低温な時期の発色がシックで美しく、私の好きな色になる。
茶系の渋い色合いのバラは最近人気があるようだ。
私はこういう色のバラが好きである。
次号へ続く
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千鶴