松本千鶴の「やすらぎのボタニカルアート」

優しく温かなやすらぎ        日本のボタニカルアート         Gentle, warm, peace of mind    Japanese Botanical Art

2016年05月

 


ある日娘の家で、小学校3年生(現在は4年生)の孫娘が宿題で国語の音読課題を始めた。

居合わせた私は孫が読む鶴岡千代子著「雑草のうた」に耳を傾けた。

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正進社刊 「話す聞くスキル③」 P.31より


聴き終えた私はえらく感動した。

その詩は、私が常日頃雑草に感じている魅力を見事に表現し尽くしていた。

「すごくいい詩だね~!」と私がさわぐと
孫娘は「この人、ばあばみたいだね。」と、ぽろっと一言いうと、A4用紙に詩を書き写してくれた。


今、それは私の宝物になっている。


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朝晩の肌寒さはすっかり遠ざかり、降り注ぐ太陽に暑さを感じる季節。

毎年サクラが終わるとハナミズキの季節だが、今年はスタートが早く過ぎ去ってしまった春、やすらぎのボタニカルアートで、ふたたび五月の花の美しさを感じてください。


ハナミズキは1912年、日本からアメリカのワシントンD.C.に贈ったサクラ(ソメイヨシノ)の返礼として、1915年に日本へ贈られた花。ハナミズキの花が咲くと本格的な春の到来である。 


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ハナミズキ(ミズキ科)
北アメリカ原産。アメリカヤマボウシともいう。
葉裏は白っぽい。花びらのような苞(ほう)は先がへこんでいて長さは7〜9cm。
中心に黄緑色の小さな本当の花が1〜20個ある。

-藤沢市教育文化センター刊 校庭の樹木より-
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まるで元気な日差しを喜ぶかのように、さまざまな植物が花を開き始め、北の国からも花の便りが届く。


スズラン(ユリ科)
日本スズランは本州中部以北から北海道に分布する宿根草。
キミカゲソウ(君影草)の別名がある。

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この絵はヨーロッパ原産のドイツスズラン。英名は  Lily of the valley(谷間のユリ)
日本に野生するスズランより大型で花の香りが強い。
一見とても可愛い花だが実は有毒植物。特に花や根に多く含まれる。



暖かい春の空気を思い切り満喫することができるのが五月という季節だ。

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暖かい日差しに包まれた新緑の美しい季節。

今年は花が早く、5月の花が既に咲き終わったりもしている。


ここでは、ゆっくり春の花を楽しんで下さい。


花には様々な色がある。

なかでも、私の気持ちがやすらぐのは
青系の花。


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ローズマリー(シソ科)
地中海沿岸が原産。寒い冬にも葉が青々とし、美しい青紫色の花を付ける。
花期は長く、春に花が咲きはじめ、秋頃まで咲き続けることがある。
学名はラテン語で「海のしずく」を意味し、花が雫のように見えたことが由来と言われている。
生葉・乾燥葉は香辛料や薬(ハーブ)として用いられ、花は食べられる。

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青い花は人の心を落ち着かせる働きを持っているように思う。

ホタルカズラ(ムラサキ科)
畑や土手でたくさんの花を咲かせる多年草。花期は4月~6月。
緑の中に鮮やかな瑠璃色の花が咲く様子をホタルに例えたことが名(蛍葛)の由来と言われる。

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ホタルカズラが群れて咲く様子は美しく、思わず感嘆の声をあげてしまうほどである。


青色の花は既にこのブログにも掲載したスミレ、ワスレナグサ、オオイヌノフグリ、ショカツサイ。まだブログ掲載はしていないが、キュウリグサ、ヤグルマギク、ツユクサ、ツリガネニンジン・・・等がある。

月から5月にかけて、野山や花壇には見事に花々が咲きそろう。続きを読む
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