松本千鶴の「やすらぎのボタニカルアート」

優しく温かなやすらぎ        日本のボタニカルアート         Gentle, warm, peace of mind    Japanese Botanical Art

2016年03月


3月末から4月初旬、本格的な春の訪れを知らせるように、サクラのつぼみが一斉に開き始め、1週間ほどで咲き誇り、そして散ってゆく。

日本の春を象徴するサクラ。

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サクラ(バラ科)
この絵はオオシマザクラとヤマザクラの自然交配とみられるのでサクラとしてある
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マンション住まいの私にとって、枝を手に入れ桜を描くのは結構苦労である。

毎年、春になると藤沢市大庭の農家が、自分の庭に咲いたサクラの枝を切り、安く分けてくださる。バスや電車を乗り継ぎ、花びらを落とさぬように大切に持ち帰るが、それでも落ちてしまうことがある。  私は家に着くなりサクラの絵を描き始める。



主人が元気だったころ、知り合いのお庭に咲いたオオシマザクラをいただいてきたことがあった。 私はすぐに剣山にセットし、描き始めたことを思い出す。

オオシマザクラ(バラ科)
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みなさんはサクラというと一番にソメイヨシノを思い浮かべるでしょう。
ソメイヨシノは江戸時代末期に東京の染井村の植木屋から広まった、オオシマザクラとエドヒガンの雑種、花だけ先に咲き、葉は後から出る。

私は、昔から山にあり、葉と花が同時期に出る、ヤマザクラやオオシマザクラにとても心ひかれる。



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私は植物画を始めた頃から、枯れた植物に強く惹かれていた。

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カラスウリ(ウリ科)
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まず、じっくり観察できることが良い。生き生きした植物を描くことは、時間との戦いという一面があるからだ。


ノブドウ(ブドウ科)
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私は植物画をずっと描いていますが、あきることがありません。
題材は、身の回りに山ほどあるし、一生追求し続けても描ききれないほどです。


芽吹きの時

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冬芽
(上) カエデ ・ フジ
(中) ユリノキ ・ オニグルミ ・ アジサイ
(下) ソメイヨシノ ・ ブルーベリー
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花の時、実を付ける時

ブラックベリー(バラ科)
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