大磯の郷土資料館で講師をしていたころ、生徒さん二人が住む小田原より少し先の根府川を訪ねたことがあった。12月にしては暖かく感じた。海のすぐそばを山が繋がり、ゆっくり散策しながら 様々な植物を観察できた。一人の生徒さんのお宅についた時、お庭の墨田の花火にくぎ付けとなった。アジサイといえば6月が旬だが、冬、木に残ったままのアジサイ。自然が醸し出す色彩の魔術のなんと美しかったことか!
2点の画像はクリックすると大きく見られます
12月のアジサイ「墨田の花火」(アジサイ科)
昔から大磯にお住まいの生徒さんのお庭も観察させていただいたことがある。お庭には野草も含めて、たくさんの植物を育てておられた。その中にワタがあり、初めてワタが土に育つ姿をみることができた。それを採集させていただき枯らして作品にした。
いよいよ今年最後の記事となりました。今年2月8日からはじまったこのブログを応援してくださった皆様本当にありがとうございました。また、ブログに協力してくれるプロジェクトチームのメンバーにも、心からの感謝をささげたいと思います。
今年は毎月8の付く日に更新を続けてきました。来年からは、もっとゆっくりしたペースになりますが、少しずつ作品アップを続けていきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
お読みいただきまして ありがとうございます。
次号もお楽しみに!
千鶴.
コメント
コメント一覧 (6)
あけましておめでとうございます。ブログがきっかけで、
色々な植物が目に入ってくるようになったとコメントをいただき
本当に嬉しく思いました。ありがとうございます!
私やプロジェクトチームへの何よりの励ましです。
今年もよろしくお願い致します。
墨田の花火もワタも、時を重ねたあじわいと美しさを感じました。できることなら、そんなに生き方をしてみたいものです。最近、歩くことを生活の中に取り入るように心がけていますが、色々な草花が、感動と共に目に入ってきます。きっかけをくださった千鶴さんのおかけだと思います。今年も、楽しみにしています。
あけましておめでとうございます。
今年初めてのコメントありがとうございました!
ワタやあたらしいという漢字にこめられた意味を知ると
漢字って面白いなあとあらためて実感しますね。
また教えてください。
これからもよろしくお願い致します。
小寒を過ぎて、寒さも本格的です。
こんな時は「綿入れ」が懐かしいです。
ワタの絵をずっと見ていると、とても懐かしい気持ちになります。
ヒトはワタに昔からお世話になっているからでしょうか。
ワタは漢字で書くと「棉」で加工すると「綿」となるそうです。
「木」から「糸」にして「白」い「巾」にするのですね。
新春だからついでに言うと、「新」という字は「辛・木・斤」の組合せで、
辛は努力を意味し、斤は斧で木を斬る意があるそうです。
つまり、木をよく育て それを努力して加工し「あたらしいもの」にして活用する
ことと、ある本に書いてありました。
新しい年も松本千鶴さんのブログ楽しみにしています。
あけましておめでとうございます。
素敵なコメントありがとうございました!
アジサイの芽の瑞々しさは素晴らしい美しさと生命力を感じさせてくれます。
植物は、一言も発しませんが、黙々と生命の移り変わりを知らせてくれますね。
今年もよろしくお願い致します。
私の散歩道にもアジサイの花が枯れたままで残っていますが、
その下の枝からは次の芽がいくつも出て来ています。
紫陽花は枯れてからも表情を変えて楽しませてくれます。
そして毎年毎年、新しい次の世代に静かにゆずって行く。
あたりまえな繰り返しですが、凄いことですね。
「スミダノハナビ」という名前初めて知りましたが、粋でいいですね。
素敵なボタニカルアート 今年もよろしくお願いします。草々