私が大磯に住んでいた頃、寒風吹きすさぶ2月だというのに家の裏の不動川沿いの田んぼが一面
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ピンク色に染まっていた。当時飼っていた犬ポメと一緒に近くまで行って観察すると、そこに群生していたのが、ホトケノザだった。
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ホトケノザ (シソ科)
半円形の葉が対生し仏像の台座(蓮座)のように見えるので、この名がついたとされる。
茎の下の方の葉には長い柄があるが、上の方につく葉には柄がない。
つぼみのまま結実する閉鎖花が混じることが多い。
花はくちびる形をしている唇形花(しんけいか)、茎は四角、
実は他のシソ科とおなじように4つに分かれている。
1月7日の「七草粥」に入れる野草は鎌倉時代の河海抄(かかいしょう)に
平塚に引っ越してきて15年になるが、今でも植物採集に大磯へは時々出かける。 以前住んでいた近くの田んぼが宅地に変わったり、ホトケノザのピンク色の面積がかなり少なくなっているのを見ると、やはり寂しい気持ちになってしまう。
1月7日の「七草粥」に入れる野草は鎌倉時代の河海抄(かかいしょう)に
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロがあげられているが、
このホトケノザは「キク科のコオニタビラコ(小鬼田平子)」で全く別ものである。
ちなみに ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、
スズナはカブ、スズシロはダイコンを言うが、
外国から来た栽培植物であるカブとダイコンをあてるのはおかしいとして、
辺見金三郎氏はノビルとヨメナであろうとしている。(出典、藤沢市教育文化センター刊「身近な草・きのことの語らい」
平塚に引っ越してきて15年になるが、今でも植物採集に大磯へは時々出かける。 以前住んでいた近くの田んぼが宅地に変わったり、ホトケノザのピンク色の面積がかなり少なくなっているのを見ると、やはり寂しい気持ちになってしまう。
お読みいただきまして ありがとうございます。
来月もお楽しみに!
千鶴.